ウクライナの復興現場では、膨大な数の建設機械が必要とされています。しかし、現地の多くの中小建設会社にとって、数千万円もする最新の重機を導入することは大きな財務的リスクです。このギャップを埋めたのが、日本の中古重機を活用した「サービスとしての機械(MaaS)」モデルです。
日本の中古重機が持つ「第二の人生」
日本国内で数千時間稼働したコマツや日立の重機は、世界基準で見れば依然としてトップクラスの性能を維持しています。これらを現地の過酷な環境に合わせて再整備し、安価に提供する。この「高品質な中古品」への信頼が、日本企業の独壇場を作りました。
「攻めのメンテナンス」が差別化要因
このモデルの成功の鍵は、リース期間中の定期的なメンテナンスを日本流の「予防保守」で行っている点です。壊れてから直すのではなく、壊れる前に部品を交換する。この当たり前のサービスが、工期が絶対の復興現場において「止まらない現場」を実現し、他国メーカーの安価な新車を退けて、日本の中古重機が選ばれ続ける理由となっています。
